2021-01-01から1年間の記事一覧
本日は、なぜマニュアルテストはまず上手く行きそして失敗するのか、自分の考えていることを書いてみたいと思う。 ソフトウェアテストの自動化は常識である。優れたエンジニアは自ら優れたテストを書き、その結果として優れた品質を担保し続ける。一方で、テ…
自分が議論を投げかけたのに、チームが静まり返ってしまって気まずい思いをした事はないだろうか。アフターコロナの世界になってチーム・ビルディングの形も大きく変わってきている。特に、リモート・ミーティングで上のような局面に当たる機会が増えたので…
技術負債に対する取り組みは、エンジニアリングにあたって最も活発に議論されるトピックである。この記事では、技術負債に取り組むために如何に工数を確保するかについて、自分の考えを述べたいと思う。 技術負債?とにかく新機能を実装してよ エンジニアの…
今日は技術が持つべき、ひとつの条件について、自分の考えを話したいと思う。それは「ある特定の人物」をクビにする能力である。 金持ちはますます金持ちになる 資本主義社会に対する一つの批判は、金持ちがますます金持ちになることである。金持ちは自分の…
皆さんの組織ではどの様にリリース管理を行っているだろうか。変更承認委員会 (Chanve Advisory Board) のような厳格なリリース承認プロセスを通して実施しているだろうか。現場の裁量でリリース計画を立て、関係者に周知すればリリースできるだろうか。それ…
ひょんなことからアーキテクト職として本格的に働くことになって、早くも1年と少しが経った。まだまだ勉強することばかりだが、一つ分かったことがある。 アーキテクトというのはやはり難しい。そして、それはアーキテクトとしての意思決定が文脈的だからで…
今日、ありとあらゆる企業がクラウド移行を果たし活用している。 こんな今だからこそ、オンプレ時代の知識が大事だという話をしていきたい。 問題 過去の経験から、一つ具体的な例を上げて話そうと思う。 以下のようなシステム構成において、System A から S…
キャリアと偶然の関係 もし若手エンジニア諸君の中に自分のキャリア・プランに悩んでいる人がいるとしたら、ぜひそんな悩みなど捨ててしまうことをオススメする。 なぜなら世の中のキャリアのほとんどは「偶然」で決まってしまうからである。 ハーバード大学…
OKR とMBO (目標による管理) 目標による管理は多くの知識産業において広く使われている手法である。とりわけ技術産業では、OKR と呼ばれるシンプルなフレームワークが現在のベストプラクティスとして広く使われている。 アンディーグローブは OKR を彼の著書…
コミュニケーションの手段はたくさんある 我々人類は様々なコミュニケーション手段を持っている。我々は話したり効くことができる。読んで書くことができる。感情を雰囲気で伝えることができる。これらの「マルチモーダル」なコミュニケーションのとり方は極…
言語の壁の問題をどうクリアするか? 国際化をすすめるエンジニア組織では、異なる言語を話すメンバーをチームに抱えることがある。典型的な「言語の壁」問題である。現地語 (つまり日本語) の話者と英語話者がいる。多くの組織はチームを英語化を促進しよう…
国際化初日 (Day 1) 国際化を始め、初日はとても難しい。日本の様にその地域のビジネスがその国の言語に依存している場合、言語の壁があるがゆえにより大変だ。多くの従業員はビジネスやエンジニアリングのタスクを現地語でこなしている。しかし、より多くの…
日常としてのリモートインタビュー リモートインタビューは日常的になった。実際のところ自分もほぼ一年近く候補者と対面したことはない。はじめのうちは、リモートインタビューに慣れる必要があった。コミュニケーションは初対面だと特に難しい。ホワイトボ…
ピラミッドの時代からネットワークの時代へ 人類の長い歴史を通して、我々は組織をより大きくしたきた。我々は、組織を大きくするにつれて、より広い範囲のより複雑な問題を解決している。多くの組織は、多くの人々を連携しビジネスの目的を達成するためにピ…
プライベートな空間で生産性があがるタイプ 皆様リモートワークはお好きだろうか。これは人それぞれかと思う。自分はプライベートな空間のほうが集中できるタイプである。であるから、リモートワークは自分にとってタスクを遂行するには理想的な環境である。…
仕事の変化 COVID-19 のパンデミック発生後、我々の生活は変わった。人々は自宅にとどまり、なるべく通勤を避けようとするようになった。これは我々の仕事の仕方も変えた。多くの企業がリモートワークを導入した。パンデミック以前から、リモートワークは IT…
ちょうど一年ほど前から Medium にてブログポストを書き始めた。ちょうど以下の記事をポストしたのが昨年の 1 月 1 日だった。 yuichi-murata.medium.com これは自分にとって初めての Medium での投稿であった (そして初めての英文ブログポストでもある) 。…